遺伝子操作マーモセットの作製・世代短縮のための革新的胚操作技術の開発

代表者
饗場 篤

饗場 篤

国立大学法人 東京大学 大学院医学系研究科 教授

本課題では、マーモセット脳構造・機能マップの作製に必要なマーモセット胚の操作技術を確立することを目的とします。現在、主にマウスで行われているような遺伝子操作動物を用いた神経回路機能の研究手法をマーモセットに対して行うには、二つの問題点があります。一つは、効率的なノックイン動物の作製技術が確立されていないこと、もう一つは、系統化した動物を用いるには1世代が約2年と長いことです。本課題では、この二つの問題点を克服する3つの革新的技術、(1)ゲノム編集によるノックインマーモセットの作製技術、(2)マーモセット受精卵の凍結保存技術、(3)顕微授精による繁殖の効率化と世代短縮技術、の開発を行います。

分担者
  • 小倉 淳郎

    国立研究開発法人 理化学研究所 バイオリソースセンター 室長