- 2014年度採択課題
- 技術開発個別課題
多重標識した記憶神経回路の固定透明化脳における高速2光子マッピング法の開発
代表者
河西 春郎
国立大学法人 東京大学
大学院医学系研究科
教授
学習記憶に関係した樹状突起スパインを標識し、記憶を操作する記憶プローブ技術の確立をマウスで行っています。このプローブと軸索の標識を組み合わせて、シナプス結合だけでなく、記憶回路全体を広い領域で標識し固定透明化脳において2光子励起法で観察する方法の開発を進めます。この際、発現誘導法を組み合わせて複数の記憶回路を多重標識することに挑戦し、貴重であり個体差の大きい霊長類脳の機能・構造・疾患研究への応用を拓きます。