透明化技術を基軸とした全脳レベルから超微細構造レベルへのズームイン法の確立

参画期間:2017-2020
代表者
日置 寛之

日置 寛之

順天堂大学 医学部 准教授

神経回路構造の解析は、19世紀後半のゴルジ染色法の発見以来、常に先端技術の発展と共に歴史を刻んできました。昨今、国内外で続々と開発されている透明化技術は、高速かつ大規模な三次元構造解析を実現し、神経回路解析にブレイクスルーをもたらすと期待されます。本課題では、透明化技術ScaleS法を軸に、(1) 光学顕微鏡と電子顕微鏡という二つの観察法にまたがる自在なズームイン技術を確立し、(2) 全脳レベル(マクロ)から超微細構造レベル(ナノ)までをシームレスに解析できる技術を開発します。誰もが確実に遂行できるズームイン技術を確立し、各階層で展開されている「脳構造マップ作成」の統合促進を図ります。

分担者
  • 古田 貴寛

    大阪大学 大学院歯学研究科 講師