急性及び慢性神経障害における神経回路網と その代償機構の解明

代表者
村田 美穂

村田 美穂

国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 病院長

神経疾患における代償機構には、1)脳血管障害に代表される急性障害とその回復過程での代償と、2)パーキンソン病に代表される変性疾患の障害と並行して形成されるもの二つがある。これらの代償メカニズムを明らかにするために、1)マーモセットで血管障害モデルを確立し、血管障害前後での脳活動変化を名領域で網羅的に記録するとともに、2)慢性変化の超早期の変化を捉えるために、パーキンソン病運動症状発症前コホートを長期観察し、臨床情報と多次元画像情報による網羅的なデータベースを構築する。